国の在り方の根幹をなす定めを憲法と呼びますね。
そしてその憲法の定義・概念に応じて、実際の国民の行動の規制を掛ける
ものを法律と呼びます。
あとは県、その下の市町村で憲法・法律を遵守する形で条例などが作られ
るわけです。
あとは企業だったり学校だったり、その組織ごとに規則が作られるわけ
です。
そして家族だったり友達どうしだと、「ルール」と呼ばれますね。
で憲法だと国家の国民の在り方を示す概念なので、そんなに特別難しく
はないんですが、法律とか条令は難しいですよね。
何かしようと思う時、「ああーあの法律に引っ掛かっているからダメだ」
とかあって、時にはウザく感じたりすることもあります。
制限ばかりで面倒クセーとか思うんですが、でも最終的には法律って自分
の身を守るためにあるんですよね。
極端ですが、一番分かりやすいので例を挙げますと、「殺人」を犯すと
法律で身柄を拘束されて、状況にもよりますが多分10年を超える年月を
刑務所で過ごさないといけなくなるわけです。
法律条文には「人を殺してはいけない」とは書いていません。ただ殺すと
それなりに法律で定めれた刑罰を受けると書いてあるわけですね。
自分の気に入らない相手がいたとして、感情が高ぶって「あいつ殺して
やりたい」と思うことも人間ならあるわけですが、それを法律で制限して
いるわけですね。
なぜかといえば「他人からそういう感情で殺されたら堪らない。自分が
されたくないことは他人にもしてほしくない、だから法律で互いにしない
ように制限する」ということなんですね。
基本法律はそういう概念で出来ていると思いますが、現代の法律はあまり
に膨大で詳細のため、素人では全然全体を把握できません。
もちろん検事や弁護士など法律の下に活動する人は、把握する必要がある
ので勉強されるでしょうが大変でしょうね。
司法試験の合格率は40%台らしく、学校の受験に比べると相当ハード
ですね。
かなり複雑なので自分なんかは理解できませんが、中には時代に合わなく
なったものを廃止するとか、逆に必要なものを新規に追加するとか常に
法律も変化しているようです。
しかし法律の条文とか、読んでもすんなり頭に入らないことが多い。
あれ何で難しい書き方をしているんですかね。
もっと誰でも読めるような分かりやすい文章にすればいいのに、っていつ
も思います。
何か特別なルールとか取り決めがあるんですかね?
まあ条令までは公的機関が作るので、比較的公平性があって何のために
作られているかある程度は理解できるんですが、私企業が作る社則とか
私学校の校則とか、中にはとんでもないのもありますね。
こういうレベルになると、企業が社員を、学校なら生徒を従属させるため
に作られる意思が強いですね。
「要は何々をしてはいけない」のオンパレードです。
こういうのが度が過ぎると「ブラック社則」「トンデモ校則」とか言われ
たりするわけですね。
たまにTVとかで取り上げられたりもします。
ある程度は社風や校風というのもあるでしょうが、世間の一般常識から
度を越えてひんしゅくを買わないよう、考えてほしいものですね。
時代もあるでしょうが、互いが納得するルール決めをしていくというのは
難しいものがありますね。
それでも話し合いながら決められることから決めていくしかありませんね。