ayulaveの放言

思いついたことを見境なく書いてます

人間と動物の違い

昨年末の話ですが、神社の神主さんと個人的に話をすることがありまして、

どういう流れでそうなったかは忘れましたが、人間と動物の違いみたいな

話をされました。

食事をしないと生きていけないのは人間でも動物でも一緒ですが、人間の

場合、スーパーに行って食材を買い冷蔵庫に入れ、毎日そのうちから調理

して食事をするわけです。

対して動物の場合、腹が減ったら食事をします。毎日決まった時間に食事を

摂るわけでもありません。

神主さん曰く「動物には食材の備蓄の概念がない」と言われましたが、必ず

しも100%そうでもなく、食材保管用の体内袋を持っている動物もいる

ようです。

ただ先に書いたように「腹が減ったら動く」というのは事実のようで、

食料として獲物を飼育するという発想はないようですね。

あくまで自分と子供が生きるための食糧確保なので、レストランのように

他人のために食材を提供する仕事とかないですもんね。

 

仕事といえば人間は自分の肉体や頭脳の行使を他人に提供して、対価として

「金銭」というものを受領するわけです。

ですが動物はこれに当たるものがなく、直接食材を手にいれるために動く、

これのみです。

それで上に書いた備蓄という言葉にも繋がってくるんですが、金銭を他人

に渡すことで対価として食料を手にいれるわけです。

たくさんの金銭を相手に渡せば、大量の食材も手に入ります。

金銭の存在は人間と動物の生活習慣の根本的違いですね。

先ほど金銭で食材を手に入れると書きましたが、実際には人間が金銭を払っ

て手に入れるのは食材だけではありません。

大きな物では家だったり車だったり、小さなものでは自分の趣味のために

金銭を使います。

カラオケ・レジャー施設等での遊興費になると、その場での満足感獲得代金

なので、目に見える形には残らなかったりします。

ここも動物と違うところですね。動物には遊興という概念がない。

生きるか死ぬかの一生です。

 

でも不思議ですね。雄雌で交配して子供を作り、全ての動物ではありません

がその子供が自立するまで面倒を見るのは共通しています。

人間は直接言葉で教わったりして、赤ちゃんから育てること学びますが、

動物(爬虫類含む)は、本能でそういうことの必要性が分かるんですよね。

こういうのも遺伝子プログラムというんですか、すごいですね。

 

言葉といえば人間に限らず動物も、同族でコミュニケーションをとったり

するので、「動物は言葉を喋らない」ということではないんですが、人間

との違いは「記録」の概念かなと思います。

あくまで動物のコミュニケーションは、現在進行形のことに対することで

あって、過去のことについて喋れない、または記録できないということだ

と思いますね。

ただ動物にとって、生きるために食物を手にいれる、外的の危険から身を

守る、子孫を残す、この3つが充足されれば十分なのでしょうね。

 

昔ある本を読んだときに書いてありましたが、人間特有の物で余計なもの

は「富と名誉」だそうです。

これが度が過ぎると、最悪で国と国との戦争になったりするので、自分の

生き方も度が過ぎないようにしたいものです。

動物は生きられれば十分ということですね。