ayulaveの放言

思いついたことを見境なく書いてます

原発の是非

難しいテーマではありますが、ちょっと挑戦してみようかと思います。

原発の是非については設立から色々言われてきましたが、東日本大震災

によって大きくクローズアップされることになりました。

地震でも絶対安心と言われていた原発施設ですが、東日本大震災で、

電源喪失で正常な処理が出来ず、放射性物質が外に放出される事態と

なりました。

それにより原発周辺の住民が多く退避する事態となり、今なお帰宅

できない人も多くいらっしゃるのは大変なことだと思います。

原発では、これまで施設内に貯めていた処理水をようやく昨年8月

から海に放出し始めました。

基準値内には収まっていて計画通りのようですが、やはり不安の声は

聞かれるようです。

で、原発はもう通常使用ができませんので廃炉ということになるよう

ですが、何と40年掛かるかもという試算になっているようですね。

当事者である東京電力ですが、国も大変です。

途方もない労力と資金と時間が掛かるでしょうね。

 

国は今でも原子力発電を主要なエネルギーとして定めています。

しかし東日本大震災の影響で日本の全ての原発が、点検のため一時

停止しても、普通に電力の供給が出来ていることが不思議でした。

確かに節電ということが叫ばれて、日本全体が汲々とした雰囲気で

あったことは確かでしたが、地震原発による避難区域以外の人々

にとっては、「深刻な生活環境」には陥ってなかったと思います。

実は自分も勉強不足だったのですが、原発が日本の電力供給の大半

を占めると思っていたのですが、比率の順位としては、

水力 < 原子力 < 石油など < 石炭の順番で、上位でも

ないという状況なんですね。

原子力発電の一つの強みは、「温室効果ガス(二酸化炭素)の排出

量が少ない」と言われています。

また安定した電気料金も低価格であるとも喧伝されてきました。

しかしそう滅多にあることではないでしょうが、ひとたび東日本

大震災のような大きな地震が発生し、原発も影響受けるとなると、

原発は決してローリスクではないと思います。

しかも使用済燃料は本来、再利用されるはずですがそのリサイクル

が上手くいっていないようです。

ただ他の発電にもメリット・デメリットがあるので、原発だけを

悪者にするべきでもないでしょう。

脱原発」の即時実行は、極端過ぎると思いますので少しつつ他の

電力発電に切り替えていくしかないと思います。

「じゃあその間に、また東日本大震災並みの地震原発がまた損傷

して同じ事故が起こったらどうするんだ」という批判もあるでしょう

が、どっちにしろ東日本大震災並みの地震が起こったら原発に関係

なく大被害が出るでしょうから、原発だけを危険視するのもどうか

と思います。

ただ何もしないのもよくないでしょうね。

でも政府はなぜそこまで原発にこだわるんでしょうね。

少しづつでも原発減少なら理解できるんですけど、国の施策では

重要な扱いですね。

素人があれこれ言っても意味ないかもですが、長期的な視点で考えて

もらいたいものです。