ayulaveの放言

思いついたことを見境なく書いてます

タイムパラドックス推考

SFは映画も小説も好きです。

SFといっても色んなジャンルがありますが、タイムパラドックス

も好きですね。

タイムマシンで過去に行けることになって、実際に過去に行ったらそれが

影響を受けて、戻ってきた現在も前と現実が変わってしまっていると

いうパターンです。

一番有名なのは、やはり「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ですかね。

自分が生まれる両親の過去に行って、何とか両親が結婚できるよう苦心

する話ですね。

両親が結婚しそうにない状況が近づくと、主人公の身体が段々消えかかる

シーンは秀逸ですね。

そもそもタイムパラドックスというのは、自分が生まれる過去に行って、

もし自分の両親を殺したら自分はどうなるのか?というテーマです。

自分の両親が死ぬなら自分は存在しなくなるので、途端に自分が消える

が、そもそも自分が消えると親殺しをした人物もいなくなるので、何も

起こらないという堂々巡りのパラドックスのことですね。

これを解決する別のテーマとして、平行世界という概念があります。

これはある時点である選択をする、しないという段階で無数に世界が広が

っていって、親殺しをしたとしても元々自分の世界には繋がっていない別

の過去なので、自分の元の世界は何も影響を受けないという考え方です。

どっちもSF的な話なので、科学的根拠による証明は出来ないですが、理論

上では平行世界があった場合の方が無理がなさそうですね。

ただ映画でのタイムパラドックスを題材にした場合は、それだとドラマが

生じないので、統一した時間の中でどうやったらパラドックスを回避できる

かの設定になっています。そっちの方が面白いもんですね。

 

漫画やアニメもありますが、「タイムパトロール」とか登場しますね。

どういう仕組みか分かりませんが、過去が改変された履歴を発見すると、

タイムパトロール隊員が過去に行き、例えば意図的に過去を変えた悪者を

退治して、正しい歴史に戻すというやつです。

で、最後は正しい過去に戻ってハッピーエンドになるわけですが、しかし

隊員も過去の世界に行って、もちろん自分たちの正体は隠しても過去の人

と話したり、過去の物質に触れているわけです。

バタフライ効果という、「些細なことが意外なところに影響を与える」言葉

があって、過去で未来からきた人がちょっとでも物に触れたら、「物に触れ

なかった」という本来の過去から変化するので、どんな変化が起こるかわか

ないということですね。

その論理でいけば、そもそも過去に行くこと自体が過去を変える行為になって

しまうので、出来ないということになります。

先に書いた平行世界の理論なら影響ないでしょうが、その場合は逆に過去を

変えても、自分の現代に直結していないので意味がなくなるわけです。

んーん、自分で書いてて段々訳わからなくなってきました。

映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」では、主人公が現在に戻ってきたら、

両親が結婚しているだけでなく、色々変化が生じていて、予想もしないハッピー

エンドになっていました。

映画だからお約束であの結末でいいんですけど、現実はどう変わるか分からない

から怖いですよね。

予想もしないこどで、自分や周りの人が不幸になっているかもしれないし。

映画「バタフライ・エフェクト」はそんな映画でした。

 

昔の過去の判断ミスによる失敗や、事故など過去に戻ってやり直したいなって

思うことありますけど、波及効果考えると怖いですね。