ayulaveの放言

思いついたことを見境なく書いてます

映画などの効果音

前から書いているように、映画が大好きです。

映像がきれいな映画も好きですが、効果音で魅せる映画もいいですね。

特に印象に残っている映画で、リングで真田広之演じる高山竜司の前に

最初に貞子が現れる場面で、公園で高山竜司がベンチに腰掛けて本を

読んでいたら、急に周りの雑踏の声が聞こえなくなって静寂になり、

その中をコツンコトンと女性の靴音だけが響きます。

貞子は高山竜司の前に止まると靴音がやみ、高山竜司に向かって指差し

ます。貞子の顔は見えません。

一瞬のことで、貞子はいなくなりまた周りの雑踏の声が戻ってきます。

監督センスあるなあと思いました。

 

お次は海外映画でこれまたホラーですが、スタンリー・キューブリック

監督の「シャイニング」ですね。

少年がホテル内を三輪車で走り回っていると、カーブを曲がったところ

で、双子の女の子の幽霊が現れます。

その女の子が登場した瞬間に、ショッキングBGMが流れます。

あまりの突然なので、いきなりドキっとしますね。

映画館で観た人は絶対ドキっとしたと思います。

 

映画の話ではないんですが、ウルトラセブンの第1話で宇宙人に無重力

空間に拉致された地球人が登場します。

もちろん発見したウルトラセブンが救出するんですが、無重力空間に

フワフワ浮いている地球人たちの様子を、説明しがたい効果音が流れて

いて、いかにも無重力空間という雰囲気を醸し出しています。

あの効果音はウルトラセブンが初めてなのかは分からないですが、他の

特撮でも「無重力空間といったらこれ」という使われ方をしているよう

な気がします。

当然人工的に作った音でしょうが、どうやって作ったのかな?

文章でうまく説明出来ないのがもどかしいです。

 

自分は時代劇も見ます。特に好きなのは必殺シリーズですが、刀で切ら

れるとき、バシュって音がしますね。

あれ最初に考えた人はすごいと思います。

今じゃ刀で切られる音といえば「バシュ」ですもんね。

特に必殺シリーズは、様々な殺し技が見られますが、首筋を刺したり

骨を外す音とかよく考えましたよね。

 

カンフー映画もそうですね。ブルースリー映画ではそこまでなかった

ような気もしますが、ジャッキーチェンの映画とかは、手技や足技が

繰り出される度に風を切る音がしたり、相手に手や足が当たると、

パンパン音がします。

実際は当然もっと無音のはずですが、あの効果音のおかげでカンフー

アクションは盛り上がるんですよね。

 

映像美のセンスもそうですが、効果音が活きる映画って監督のセンス

ですね。

しばらく行ってないですが、映画館でまた効果音が活きる映画を観たい

です。