ayulaveの放言

思いついたことを見境なく書いてます

物心つく前

人間の一生は母親の胎内から出てきて死ぬまですが、仮に80歳で寿命

を迎えたとしても、実際自分を意識して生きるのは物心ついてからなの

で77年間ですかね?

調べたら3歳くらいから物心がついて、自我がはっきりするようです。

もちろん3歳でも両親には可愛がってもらっていますが、生まれてから

3歳までの親の盲愛(変な表現?)は、残念ながら記憶にないわけです。

なんでこんなことを書こうかと思ったかというと、何回か前に書いたよう

に、両親が続けて亡くなって昔のことを思い出した時に、赤ん坊の時は

可愛がってもらったんだよなあ、って思いだしたからです。

赤ん坊のころの写真を見れば、ああ可愛がってもらっているなというのは

分かるわけですが記憶がない。

むろん誰でもそうなんでしょうけど。

 

昔、たぶん書物で読んで科学的根拠はよく分かりませんが、「退行催眠」

というのがあって、催眠術で過去の記憶を遡ることが出来るそうです。

それによれば物心がついていない3歳未満の記憶も思い出して説明出来る

ようですね。

更には更に遡って母の胎内、そして生まれる前の前世の記憶も話すそう

です。科学的根拠もですが、仮にそれがニセ科学だとしてもどんなメカ

ニズムでそんなことを喋るんでしょうね。

生まれてからの人生で、独自の世界観と人物を作り出すんでしょうか?

前世が本物なら、当然過去に前世の人物がいるはずなので、どういう人

なのかを調べるのはわくわくしますけど。

 

話を戻します。3歳くらいから段々物心がついて自我がはっきりし、他人

と自分の区別がつくと思いますが、亡くなり方は様々ですね。

不幸にして若くして亡くなったり、不慮の事故や事件で突然亡くなること

もあるわけです。

そういう亡くなり方はいつ突然くるか分かりませんが、可能なら老衰で

ゆっくり亡くなりたいですね。

自分の母親は認知症で寝たきりになって、その症状のまま3年くらい

経って老衰の症状で亡くなりました。

果たして自分の自我、意識がどのくらいまであって、最後どんな感じで

亡くなったのか、今となっては分かりません。

母も分からなかったかもしれません。

同じどうかは医学的には分かりませんが、昏睡状態のまま亡くなるような

感じなんですかね?

ゆっくり亡くなる場合、また自分の正味の意識がある期間がその分縮まる

かもしれませんが、苦しい思いをしないでいい分、その方がいいのかな。

まあ結局、月並みな結論になりますが、精一杯生きるしかないですね。

物心つく前の記憶は自分ではないけれど、両親はその期間自分をたっぷり

愛してくれたんだからいいか、て思います。

自分が親の立場なら、同然自分の子供にはそうするわけですからね。