普段自分たちは大体生活圏があって、通常その範囲で暮らしているわけ
ですが、案外行けない空間や場所というものは身近に存在するものです。
例えばごくごく当然の話ですが、他人の家などはその所有者の許可が
ないと勝手には入れないわけです。
公共の建物でもそうですね。
許可されているオープンスペースは別にして、従業員専用個室も許可
がないと入れません。
物理的に可能であっても法や常識などで、人が自由に動ける範囲は案外
制限されているものです。
ちなみに自分の家でもあっても、家族が個室を持っていたら「入るよ」
といって声を掛けたりして入るので、無制限に自由に入れる空間では
ないですね。
それとは別に、遠いところに行く時、新幹線や特急あるいは飛行機や
船を使いますが、到着して足を踏みしめて回りの物に触れたりするのは、
あくまで目的地だけですね。
新幹線などの場合、弁当買いで途中の駅で一時的に降りることはあるで
しょうけど。
飛行機なら下の街並みとか見えたり、船なら海が見えてもそこに行くこと
すらない。単なる風景に過ぎませんね。
自分が触れられない、行くこともない場所は多いけど「狭い日本」は
どれだけ広いんだと思います。
ましてや海外はさらに広い。
でも仕事で世界中を移動している人は、「行ける範囲」が広いでしょうね。
多分自分が生きている自分は実現不可能でしょうが、自分に孫が出来たとして、
その世代なら月に一般人が行くことは可能になるでしょうかね。
自分も定年後に、「こんなところ初めて来たな」という旅行に行きたいなと
思います。