錯覚だと分かっているのに、毎回引っかかっている話です。
特段の理由がないかぎり、自分が職場への通勤ルートは決まっています。
比較的職場に近づいた場所に、ある会社の建物があります。
そこは今は営業しておらず、敷地の草が伸びており、管理はいまいち
です。
自分が通勤する時、その建物は左側にあるので通り過ぎる瞬間、その
建物が左目の視界に入るんですが、廃棄された資材が、なぜか人間が
体育座りで後ろ向きに座っているように見えるんです。
ほんの一瞬です。ちゃんと見れば鉄製のただの廃資材です。
しっかり見ても、なぜ人間が座っているように見えるのか、分かりま
せん。
そして次に職場の男性トイレです。
大便器を使用して水を流すとき、毎回おじさんが痰を吐くように聞こ
えるんです。
最初は隣の個室に本当におじさんがいるのかと思いましたが、いなく
ても毎回聞こえます。
しかも階層が違うどの大便器で水を流しても同じ音が聞こえます。
ということは自分の職場の便槽設置メーカーは全フロア一緒なので、
そのメーカーの大便器だとそういう音がするということです。
実際、外の大便器でそういう音を聞いたことがありません。
たまたま職場と同じメーカーの便槽に遭遇したことがないのかもしれ
ませんが。
職場の同僚に一度聞いてみたいですが、「あんた何言ってんの？」と
言われそうで、恥ずかしくてきけません。
次は救急車のサイレンですね。
道路で救急車がサイレンが聞こえるとき、遠方で救急車そのものが
見えないとどこから救急車が来るのが分からないんです。
単純に「音のする方向でしょ」って話なんですが、その音源の方向を
勘違いしたりする。
少しづつサイレンとともに救急車が来るのが見えてやっと、「ああ
後ろから来ていたのか」と分かるんです。
不思議とパトカーではそういう現象が起こらない。
なぜでしょう？よく救急車が近づいて遠ざかる時、サイレンの音が
変わるのをドップラー効果と言うらしいですが、あれとは違うよう
な気がします。
で、ネットで調べたら案外そういう経験をする人はいて、どうも
建物に音が反射するのが原因らしいです。
でもネットに登場するのも救急車のパターンだけ？
パトカーはやはりそんな現象起きないんですかね。
まあ運転中は錯覚で事故を起こさないように、気を付けて走りたいもの
です。
