ayulaveの放言

思いついたことを見境なく書いてます

人が生活するということ

もう何度か書きましたが、自分の実家は自分が結婚で出て行ったあと、

父と母が立て続けに亡くなり、今は空き家となっています。

近くに住んでいるので、今でも実家に届く郵便物の確認や、仏壇の清掃

などでちょくちょく中に入ります。

前に自分が使っていた部屋は滅多に入らなくなっているのですが、驚い

たのが、使わない部屋ほど老朽が早いということです。

いつも裏口から入って仏間に入る廊下は、来るたび歩いていますが全然

傷みもないのに、使っていない部屋の床は腐って、ドンと強く足を踏んだ

ら抜け落ちそうなんです。

いや逆だと思っていましたが、普段使う廊下ほど活力があるんですかね。

昔仕事の関係で、たぶん10年は人が住んでいないだろうという空き家

に立ち入ったことがあります。

ある部屋は、もう天井から屋根が崩れおちて床板も崩れ落ちて崩壊して

いるのに、隣の部屋はほぼ何ともなく、普通に寝泊りできそうです。

塵も大して積もってない。

もしかしたら、空き家とは言え誰かその部屋に出入りしているんじゃない

かって気になりましたね。

時どきホームレスみたいな住居不定の人が、廃墟の大型施設に入り込んで

いるなんて話もききますが、そういう寝泊りできる場所を探して住んで

いるんでしょうね。

で、自分の実家の話に戻りますが、自分が幼少期の頃に建てられ、長年

住んできたのに、そんな部屋が出てくるのは忍びないです。

かつては時々遊びに行っていた祖父母の家が老朽化して、今はもう解体

されてなくなったように、いつかは自分の実家もそうなるんでしょうかね。

ちょっと今これを書きながら思いついたので、近いうち実家に行って室内

を撮影しておこうかなあ。

 

しかし、前じゃ祖父母も住んでいて祖父母も両親も亡くなって、戻る度

にガランとした実家を見ると、切ない気持ちになりますね。

もうリフォームも厳しいのでいつか解体になるんでしょうが、何も無く

なった更地を見た時、どんな感慨が来るんでしょうかね。

そういう経験をしている人は世の中たくさんいるでしょうから、聞いて

みたいなあ。

あんまりいい思い出がない人なら、案外さっぱりしたという人も多分いる

んでしょうけど。