ayulaveの放言

思いついたことを見境なく書いてます

人工的に幽霊が作れる時代が来る?(AI)

最近ネットで見た記事ですが、中国では、既に死亡している人の写真や

音声データを元に、生成AIでまるで今でも生きているような動画を

作るビジネスがあるそうです。

依頼してくるのは、故人の親族だそうです。

感動の再開に涙する親族もいるそうですが、そんなに故人そっくりなん

でしょうかね?

喋り方まで似ているんでしょうか?

これに対し、死者への冒涜であるとか、肖像権の侵害という批判もある

そうです。

故人と応答形式の会話が成り立っているのかは分かりません。

ただ、故人の写真をずっと持っているのは親族として普通だし、肖像権

の侵害といっても、AIだから本人そのものじゃないですしね。

その辺の法的なポイントは素人なのでよくわかりません。

 

そういえば日本にも恐山のイタコという人たちがいますね。

遺族の希望で「口寄せ」というのを行い、故人の霊を自分に下ろすのだ

とか。下ろされたイタコは、故人そっくりにしゃべり、ちゃんと遺族と

会話できるとお聞いたことはありますが、詳細はよくわかりません。

もっともイタコである女性が年々高齢化で少なくなり、受け継がれる伝統

業種というわけでもなさそうです。

中国のAIによる死者復活ビジネスとは対照的ですね。

 

ただ記事を見る限り、AIによる死者復活サービスは中国のみで行って

いて他国には広がっていないようです。

外国人をAI復活させても中国語しか喋れないらしいです。

とはいね、一旦こういう技術が確立出来れば、間違いなく他国でもできる

でしょうね。

ただ、他国にはそれぞれの宗教観や文化がありますので、同じように広ま

るかは分からないところです。

 

子供のころみた特撮物や漫画で、同じように死者が映像化され主人公と

対話するシーンはよく見ました。

SF的な設定としては昔からあるテーマですね。

 

それとは微妙に違いますが、事故などで肉体が損傷した人物が脳だけを

水槽みたいなところに入れ、電極を繋いだりあるいはモニターに画像を

映して、他人と会話するパターンもありますね。

この場合は生きている脳と話すので、本人との会話ですね。

 

AIではいくらそっくりでもあくまで本人ではないですね。

記憶を限りなく詰め込めば、本人に近づけることは可能でしょうけど。

 

最初の話に戻って今のネット記事を見る限りでは、再現は胸から上で、

死者と会話することを目的としているです。

ですが技術は進むでしょうから、本人がよく着ていた服を着せての全体

の再現も可能でしょうね。

記憶も大量の詰め込みが可能になれば、本人そっくりの幽霊が作れる

かもです。

となると、有名俳優が亡くなったりしても、本人そっくりのAIで映画

が作られる時代が来るかもしれません。

倫理的な面とか道徳的な面とか、あるいは肖像権や様々な新たな利権の

問題が生じる時代が来るかもしれませんね。