ayulaveの放言

思いついたことを見境なく書いてます

もうできない会話?

前のブログにも書きましたが、自分は令和3年に父を、令和4年に

母を立て続けに亡くしました。

もちろん悲しかったですが、亡くなる前まで身体が悪く、主治医に

先生から「そんなに長くは持たない」と言われていたので、突然の

悲しみということではなかったです。

それぞれの葬儀が終わって、火葬場で火葬後の遺骨を見て、「本当に

肉体がなくなってしまったんだな」という悲しい感慨はありました。

親が亡くなってどういうことが悲しいかと考えてみると、ひとえに

もうコミュミケーションが取れないことですよね。

仏壇や遺影にこちらから話しかけることは出来るけど、返事が返って

くるわけじゃない。

幽霊の存在については、物理的に半信半疑なんですが、両親の幽霊

なら会っても怖くないだろうな、とは思います。

 

そして将来の科学の話ですが、今AIの開発がどんどん進んでいま

すね。

先に情報を入力しておいたら、質問に対する回答もできるAIも登場

しているそうですね。

そのうち、亡くなった人の情報を詰め込んでおけば、亡くなった後も

その人そっくりのAIと会話できるのも可能なんじゃないかと思い

ます。SF映画やドラマでは既に登場しているアイディアですが。

でも入力するのはあくまで「情報」であって「記憶」じゃないんじゃ

ないかと思うんですが、どうなんでしょう?

「記憶」が入力出来たら亡くなった人と同じ人格が出来てしまう。

その辺をテーマにしたSFもあるようです。

親とかと会話出来るなら、自分も忘れているような昔のことを「そう

いえばお前は昔・・・」と切り出したり、「お前は知らないだろうけど

実は昔あの件について・・・」とか言い出したら、AIというより親

そのものですね。

そういう「記憶」を入力出来るAIもいつかは誕生するんでしょうかね。

そうなったら、「AI人格の人権」とか法律的な問題にも発展しそうな

気もしますが。