ayulaveの放言

思いついたことを見境なく書いてます

好きな小説(単発本)

今回は、好きな作家の紹介ではなく、個人的趣味ですが、「傑作だ」

と思った小説の話です。

以前書いた作家の名前とかも出てきます。

意図的に映画化して有名になった小説は割愛します。

 

地底獣国の殺人 芦辺拓

未開の土地に行って怪獣などに襲われた話について、実は別の事実

の解釈を巡る話です。

ラストも謎めいていて面白かったです。

 

幽霊刑事 有栖川有栖

映画「ゴースト ニュヨークの幻」みたいな基礎がある刑事ものです。

恋人のどうやって自分の思い入れを伝えたらいいか苦悩する主人公が

切ないです。

 

濱地健三郎シリーズ 有栖川有栖

心霊事件を渋い探偵が論理的かつ紳士的に解決するのがかっこいい

ですね。

 

オーデュボンの祈り 伊坂幸太郎

不思議な話ですね。事件を起こしてある島に逃げ込んだ主人公が、

不思議な島の住民たちと交わる話です。

 

死神の制度 伊坂幸太郎

死神がターゲットの人間を観察して、死に値するか判断する話です。

変わった習性の死神たちと、死神に人生を決定される人間たちの

関わりが面白いですね。

 

風が吹いたら桶屋がもうかる 井上夢人

主人公と、屁理屈な推理オタクと、本物の超能力者だが全く役に

たったことがない若者3人組の話。

毎回美女が3人組の前に現れて、事件を相談するが推理オタクは

一見当たってそうな推理を展開するが毎回外れ、超能力者は確かに

事件の真相に関連する能力を発揮するが、実際には役に立っていない

お約束な展開が楽しいです。

 

丑三つ時から夜明けまで 大倉祟裕

心霊事件が絡む事件専門の警察部署の話。

短編集ですが、ラストで以外な真相が明かされます。

 

人柱はミイラと出会う 石持浅海

実際にはない現代日本の風習があるという設定で様々な事件が起こり

ます。例えば新しい建築物を建てる時に、地鎮のために実際に人柱の

役目のために地下で数か月過ごすのが普通になっているとか。

そういう設定の日本社会が面白いですね。

 

続きはまた書きたいと思います。