ayulaveの放言

思いついたことを見境なく書いてます

好きな小説(単発本)2

引き続き、個人的に面白いと思った小説について書きたいと

思います。

 

予告探偵 西郷家の謎 太田忠司

戦後の日本で起こる謎の事件を扱った小説ですが、ラストであっと

おどろく事実が明かされます。

典型的な大どんでん返し的小説。

 

ミステリークラブ 霞流一

この人の作品は動物などをモチーフにした作品が多いのですが、

今回は蟹。蟹に絡む事件が展開していきます。

懐かしい昭和時代を思い出させる設定で、ラストもどんでん返しが

待っています。

 

首絶ち六地蔵 霞流一

同じく霞流一作品。寺社専属探偵と生臭坊主が、悪の新興宗教からの

刺客と対決しながら事件を解決していく連作中ですが、これまたラスト

の章でどんでん返しが待っています。

 

クリムゾンの迷宮 貴志祐介

どこともしれない異世界みたいなところに連れてこられた主人公が、

知恵を駆使して、サバイバルゲームを勝ち抜く話です。

主人公以外の登場人物が次々と悲惨な死を遂げていく様は怖いですが、

目が離せない展開が続いていきます。

個人的には映画化すればいいのに、と思います。

 

 

新耳袋 木原浩勝 中山市朗共著

一般的によく聞く怪談話ではなく、独特の不思議な怪談話の特集で、

怪談話のイメージが一変に変わりました。

山の牧場」は有名ですね。幽霊は一切出ないのに、一気にのめり込む。

 

占い師はお昼寝中 倉知淳

見た目もがさつで胡散臭いおっさんは、占い能力とか全然ないですが、

類まれな観察力と推理力で、相談に来た人の悩みを解決してしまいます。

 

日本アパッチ族 小松左京

鉄を食べることで体が鉄化した人間たちが、人間社会に戦いを挑む話。

テンポよく迫力ある展開で、一気に読ませます。

 

Vビレッジの殺人 柴田よしき

吸血鬼の主人公が、自分の出身の吸血鬼の村で起こる事件の謎を探る

話です。

現代日本における吸血鬼や村の設定が面白いですね。

 

デッド・ディテクティブ 辻真先

新興宗教団体の貸切る船が沈みますが、実は沈没直前に殺人事件が

発生していた。全員死亡し、エンマ大王の前に連れてこられるが、

何故かエンマ大王は殺人者を見抜けず、主人公に犯人を捜してほしい

と頼む異色のミステリーです。

 

次回そのうち第3弾を書きたいと思います。