心霊体験かどうかも分からないけど、ちょっとだけ怖かった話。
まずは大学生の頃の話。
近くの山にバイクで遊びに行った時の話。途中まではバイクで登れる
んですが、ある程度の高さから歩きになる山です。
自分も途中でバイクを停めて、見晴らしがいい展望台のところまで
テクテク歩いていたら、茂みの中から突然中年のおじさんが出てきま
した。
おじさんそのものはどこにでもいる60歳前くらいの人で、別に怖い
顔をしてるとか、体が透けてるとかいうこともないただのおじさん。
でも登山するにしては何も持たず、軽装で目も合わせず俯き加減で
下っていきました。
体透けたりしてないから幽霊とかではないと思うんですが、でもあんな
軽装でなぜ茂みから突然出てきたのか。
少なくとも記憶では自分がバイクを停めた場所には車は停まっていなか
ったと思うんですが・・・。
まあ軽めの「プチ怪事件」でした。
2つ目は同じく大学生の頃。
ちょうど免許を取り立てで、親の車を借りて友達とドライブに行こうと
いう話になりました。
どこに行こうかと思案してたんですが、自分もですが友達も怖い話とか
好きで、心霊スポットに行こうという話になりました。
自分の家から車で30分以内に行ける場所に、全国的に有名な心霊スポ
ットがあります。
ただ今までは車もなかったので、行ったことがなかったんです。
で、さっそく行こうという話になりました。
ただ、そんなに図太い神経もありませんから、行ったのは昼間でした。
そこは古いトンネルで、今はもう新しいトンネルが近くに出来ているの
で道路としては使われていませんが、一応通行できる状態でした。
トンネルの入り口まで来たら、入口にきれいな白い猫が1匹いました。
飼い猫?と思うようなきれいな猫です。
まあその時はそれ以上意識することもなく、トンネルに入っていきました。
距離も20mくらいで大したことなく、昔のトンネルなので作りが粗削り
な感じなんです。
おまけに幅が狭くて、よく昔は道路として使われてなあ、と変な関心を
しました。
まあそんな感じでちょっと不気味ではありしたが、トンネルを通行しま
したが、何か怪奇現象が起こるわけでもなく、こんなものかとトンネル
を抜けた瞬間、入口と同じ白い猫が出口にいたので、ちょっとびっくり
しました。
トンネルを通過する時、猫もついてきたということはなかったと思います
ので、単純に考えると別の猫なんでしょうが・・・。
でもそうであってもイヤだし、ちょっと気持ち悪かったですね。
3つ目は就職して職場で残業していた時の話。
夜10時くらいになってしまって、残業で残っているのは自分ひとりでした。
トイレに行ったんですが、用を済ませてでようとすると、子供がクスっと
笑った声がしました。
え?と思いましたが、後は静寂だけでした。
幸いその後は仕事のめどがついたので、帰宅しました。
別にその職場で、子供に関するいわくとか、他の人も同じ経験をしたとか
は聞いたことがありません。
一番わかりやすい解説は「疲れによる聞き間違い・幻聴」といったところ
なんでしょうが、でも気持ち悪かったですねえ。
まあ自分に限らず、誰でも大した話でなくても、ちょっと不思議だった話
とか怖かった話とかあると思いますけどね。