また記憶に関する話です。
多分小学校３，４年生くらいの頃だと思うんですが、学校から
帰って午後３時頃にテレビを見ました。
毎日この時間にやってるワイドショーなんですが、３時に番組が
始まると同時に、ショッキングなＢＧＭ といったら良いんでしょう
か、それが流れると同時に、いきなり画面に高校生？中学生？の
学生服を着た男子が２人並んだ写真が映し出されたんです。
で、司会の男性曰く、「大変なことが起こりました。この写真を
見てください。この一人の男性を見てください、肩に手が乗って
ます。でもこの手はもう一人の男性の手ではないんです。」と
説明。手が乗っている男性が画面上、右だったか左だったか忘れ
ましたが、確かに一人の男性の片方の肩に手が乗っていて、もう
一人の男性は両腕を降ろしているから、その男性の手ではない。
誰の手でもない手が肩に乗っているので、いわゆる「心霊写真」と
いうやつです。
今ではそんなにインパクトがある怖い写真でもないですが、当時は
子供だった自分にはそれなりに怖かった記憶があります。
で、番組としては司会とコメンテーターみたいな人とで、「なぜ
こんな写真が撮れたんだ」みたいな話を、真剣に話すんです。
具体的にどんな話をしたのか、結論はどうなったのかという肝心な
ところの記憶がなく、その番組でそれ以外のテーマがあったのかも
覚えていません。
ただ大人になってから、その番組のことを思いだしたら変なんです
よね。
心霊写真をワイドショーで取り上げるのはいいんですが、いきなり
前触れもなく、冒頭に書いたような演出で番組が始まるとか不自然
なんですよね。
しかも司会者がコメンテーターと大真面目に真剣に討論するとかも
変かなと。
そもそもワイドショーで本当に当時そんな番組をやってたのか、自分
でネットで検索してみましたが、うんと昔の話で何も引っ掛かりませ
んでした。
ワイドショーで心霊写真を取り上げたというのは多分確かなんでしょう
が、長い年月の中で記憶が変に改ざんされちゃったんですかねえ。
実際のところはどうだったのか、気になる記憶のお話でした。
