黄金分割という言葉があります。これは長方形の長さで縦と横の比率が
1:1.618の形だそうです。
これがバランスと落ち着きで一番きれいな形だとされているようです。
クレジットカードの形がこれに近いようです。
また最近では見ませんが、VHSテープの長さもそうだったようです。
テレビやPCの比率も近いですかね。
自分は確かにこの形だと安定感を感じます。
ずいぶん前に書いたブログで、金の延べ棒に惹かれるという話を書き
ましたが、残念ながらこの延べ棒は黄金比率ではないようです。
実際の形は、黄金比率より細長いですね。
自分が金の延べ棒を購入したら、加工して黄金比率の形にしたいです
が、加工したら価値が下がりますかね?
下がるなら止めておきます(笑)
正方形だと形は悪くないですが、すぐ転がりそうな感じがします。
細すぎる長方形だと、折れるんじゃないかと不安感を掻き立てます。
スマホは黄金分割比より細いようですが、黄金分割に近いと収納の関係
で差し障りがあるのかもしれませんね。
もう少し黄金分割比のことを知ろうとウィキを見たら、ダヴィンチが
書いたモナリザの顔の比率が黄金分割比に近いそうです。
意図してそうしたのかは、そこまでウィキに書いてませんでしたが、
ヘーと思ってしまいました。
ところでクレジットカードもキャッシュカードも運転免許証も診察
券も同じサイズですね。JIS企画でもあるそうです。
そうしないとカードケースにまとめて収まらないからでしょうね。
自分は持っていませんが、上級なクレジットカードとか持っている
時、他人に誇示するのは、カードの上下を摘まんで見せるのが、水戸
黄門の印籠みたくかっこいいでしょうね。
そうなると正方形よりも黄金分割比の形の方が、より絵になるわけ
です。
そうそう名刺はクレジットカードよりは若干小さいですが、やはり
黄金分割比に近いですね。
ところでこれまで黄金分割比率について書いてきましたが、実は
白銀比なるものがあって、それについては言葉すらも知りませんでした。
縦横の比率にすると1:約1.414であって、黄金分割比よりは若干
横が短いのですが、A4用紙の規格がこれだそうです。
そして古来日本ではこの白銀比を用いて建造物の美的構造を考えていた
そうです。
A4規格は、今やJIS規格(日本工業規格)ですね。
公的文書サイズは今やA4サイズですが、日本古来からの白銀比と同じ
比率とは知りませんでした。
B5サイズは公文書の大きさではなく、A4と比べて小さいですがやは
り、白銀比とのことです。
日本だけの美的センスではないですが、黄金分割比や白銀比をずっと
用いてこれを基準として、形の美の調和を図ってきたのは素晴らしい
ことだと思います。
美のバランスって存在するんですね。