人間の意識って目に見えず、実態がないものですよね。
医学的には脳の働きによるものでしょうが、肉体との関係は不思議な
ものです。
大したことじゃないんですが、ある店に行ってちょうど自分が買いたい
物を見ている時、そのコーナーでどれにしようか迷っているときに尿意
を催したんです。そこのコーナーからトイレはやや距離があって、一旦
トイレに行ってからまたそのコーナーに戻ることも考えたんですが、
支払いレジはトイレに近いんです。
で、ちょっと悩んでトイレを我慢して買うものを決めてから、レジで
お金を払ってトイレに行きました。
尿意をもよおすという体のメッセージが出ていたんですが、合理性を
考えて意思の力で尿意をねじ伏せたんですね。
ということは意識の力で体をコントロールしたということですね。
もっとも、もっと尿意が激しかったらコントロールが厳しくて、先に
トイレに行くという選択をしたんでしょうけどね。
まあ大抵が、体から何かしらのサインが出たら脳はそれに応じた命令
を体にするんでしょうね。
ただ、明らかに体にダメージが起こる命令は、脳もしにくい。
例えば燃える火に素手で触ろうとして、脳が命令しても火に手を近づ
けたら、手が熱いと感じたら慌てて引っ込めてしまう。
自殺をしようとする人は、極限の心理状態なんでしょうね、きっと。
そういえばこうやってパソコンからキーボード叩いて文字を打つのは、
脳が「こういう文字を打ってくれ」と両手の指先に命令するからですね。
脳から指先に命令信号が行くんでしょうが、その速さたるや、まさしく
高速ですよね。
もちろん肉眼では皮膚の上から見てその動きは見えないですが、仮に
皮膚内が見えてもその神経の動きって見えるんですかね。
ゆっくりであっても見えるのかなあ。
スマホやパソコンで文字を打って、メールで外に電波として飛ばすのと
はまた違うんですかね。
自分はそういう医学的知識がありませんので、実際の状況は知らないん
ですが、もし神経の働きが医学的にきちんと分かっているなら、例えば
事故などで四肢を欠損した人が義手や義足をつける場合、神経を繋げる
ことで意思の力で自在に動かせるようになるのかもしれません。
現在そういうことが出来ているとは聞きませんので、実際の運用は現在
されていないんでしょうが、将来的にはどうなんでしょうね。
しかしやはり脳からの指令にも当然限界はあります。
前述したように体にダメージを及ぼす命令は難しいわけですが、同時に
体のダメージを和らげる命令も難しいようです。
現在今自分は、ギックリ腰の状態にあります。
たいぶ痛みも治まってきているのですが、やはり早く治したいんですが
これは脳から命令出来ない。
自分は生来の片頭痛持ちですが、これも命令で改善できない。
ただひたすら状態が良くなるのを待つしかありません。
もちろん病院で治療するなりすれば話は別ですが。
どうにか脳の命令で、痛みを和らげるよう医学の進歩を待ちたいものです。