ayulaveの放言

思いついたことを見境なく書いてます

母の成年後見人だった話 3

当日、車で裁判所まで行きました。自分は家庭裁判所に行くのは初めて

だったのですが、建物入り口でやたら警備員が多いこと。

空港での搭乗前チェックみたいに、ゲートをくぐって危険物を持って

いないか確認されたんですが3回もブザーがなってしまいました。

何が引っ掛かったんだろうなー?

多分空港のチェックより厳しいんじゃないかな。

刑事裁判もやってるでしょうから、傍聴席に暴力団関係者が来た時の

対策なんでしょうね、きっと。

でどうにか防犯チェックをクリアして担当窓口に行ったら、小部屋に

案内されました。

担当者がそのうち来るだろうと待ってました。

男性か女性かはともかく、銀縁の眼鏡を掛けたキチッとスーツを着た担当

者が靴の音を響かせながらやって来て、淡々と尋問みたいなヒアリングが

始まるのかなってイメージしながら。

果たして登場したのは、ラフな私服の年配の女性でした。

「どうもお待たせしましたー」喋りもざっくばらんで、ご近所のオバチャン

風。

直前までのイメージとのギャップに、内心ずっこけてしまいました。

「お母さん大変ですよねー、私も母の介護大変だったんですよ」とか色々。

自分が提出した資料を見ながら、「多分問題ないと思いますよ」と言われた

時はちょっと安堵しました。

そこで自分は母の現在の容態について話したんです。

自分が正式に成年後見人になる前に、最悪母が亡くなってしまう可能性が

あることを。

担当者さんは少し驚いて、ちょっと上司に話して来ます、と一旦席を外して

から数分後に戻って来ました。

で、担当者さん曰く「このまま話を進めましょう、もし最悪の結果になって

しまったらその時は連絡ください」と。

それでヒアリングは終わり、帰宅しました。

数日後、自分を成年後見人と認める決定通知書が届きました。

 

次回は、成年後見人になってからやるべきこと等を裁判所から聞いた話と、

いよいよ相続手続きに向けて動き出した話をします。