誰でも好きな食べ物、嫌いな食べ物はあると思いますね。
またそれとは別に甘い辛い、苦いとかもありますがそれらは
舌に直接刺激が行く情報だろうと思います。
そうではなく、いわゆる美味というのがありますね。
色んな食材を熱したり混ぜたり調味料を振ったり、色んな方法で
美味というのを作り上げ、食事店はそれを提供して好評を得る
わけです。まあ家庭でもレシピに沿ってたいていはお母さんが
上手い料理を作ってくれたりするわけです。
ある程度の大味な料理なら例えばカレーとかラーメンとかは、
素人が作っても似通った味になりますね。
ただ美味を継続して作るのはなかなか大変で、食材や量や加熱
やら、均一さを保たないといけないですね。
老舗の有名食事店は、何代も渡ってその美味を提供するんだから
確かな技術を持っているんでしょう、敬意を表します。
将来技術が進んだら、人工的にその美味を記録保存出来るんで
しょうか?
自分は一旦作る人がいなくなっても、誰かがその味を知っていれ
ば記録して再び作ることは可能だと思いますが、仮に一旦誰も
作る人がいなくなったのち、世代も変わってその味を知っている
人も途絶えれれば、記録してもそれが本来の美味だったかどうか
はもう分からないんじゃないか?、って思います。
そう考えると、人の「味の記憶」の継続性ってつくづく重要だな
って思います。