ayulaveの放言

思いついたことを見境なく書いてます

意識に形はあるか?

意識に関することについては、何度か書いたと思いますが、今回は意識の

「形」について書きたいと思います。

前に似たようなことを書いた記憶がありますので、重複する部分もあるか

もしれませんがご容赦を。

意識というのは生まれてから段々「物心」という形で自我が芽生えはじめ、

五感で自分の独立性を認識し、感情というものを伴って、年齢ともに成長

していくものです。

意識の成長は肉体の成長同様、成人するとある程度落着きますが、そのまま

高齢化して死ぬまで意識はつづきます。

でも意識ってすごく抽象的で捉えにくいものなんですよね。

今まで誰も視覚で見たことはありません。

じゃあそんなものはないのかというと、意識の命令で身体は動きます。

これは肉体からの影響ですが、睡眠を欲すると身体とともに意識も表面的

には活動を停止します。

でもその間に夢を見たりする(これも実態がない)ので不思議ですよね。

そして人間が死ぬと、肉体と同時に意識も活動を停止します。

(肉体を離れて幽霊となって活動するという主張もありますが、とりあえず

今回はここには触れません)

そして死と同時に自我は完全に消滅します。

実際のところ、死んでから肉体が火葬などで消滅するまで意識はある程度

残っているのかどうかは分からないけど、同時に消えるという考え方の方

が自然ではないかと思います。

でもこれも不思議な話ですよね。本来形がないはずのものが、消えてしまう

というのもどうにも視覚イメージできませんね。

基本的に言われるのが、記憶媒体は脳の中にあるそうです。

生まれてから記憶されたことがこの中にあるそうですが、それを実際に取り

出して見ることができません。

そうそう感情も脳にあるそうです。

感情を含む意識ですが、脳にあることが理由なのかダメージを受けます。

例えば直接的なものとして、体を傷つけられると痛みが生じて、意識に

不快感を与えます。

それとは別に、例えばホラー映画が苦手な人が予期せずに突然観たらショ

ックを受けます。

あるいは言葉攻めにイジメや、人間関係がうまくいかずに大人になって

からも精神に支障をきたす場合もあります。

肉体への直接ダメージがないのに、精神(意識)に直接ダメージを与え

られるんですよね。

いや実に不思議な現象だと思います。

空気と同じで何も実態が見えないのに、精神(意識)の正常な働きが阻害

されてしまう。

そもそも医学的な確立はありますが、精神疾患って何でしょうね。

自分も専門家でもない単なる素人ですから、詳しい医学的なことは全然

分かりませんが、体の中にある「脳」の働きに影響はあるんでしょうね、

たぶん。

形がなくて見えないので、それを実態化することはできません。

他人と対話することで、他人から見た自我というのは相対的に存在すると

思いますが、ただし相手や関係性で、その相対的な自我は大きく変わります。

Aさんから見れば優しい人格というのが、Bさんから見ると気弱な人格に

見えたりすることは往々にありますね。

ということは意識には絶対的な形はない、という考えも出来るんじゃないか

と思います。

これって将来的に医学も含めた科学が発達したら、果たして意識について

もっと色々解明できるんでしょうが、実態を確立するのはたぶん無理なん

じゃないかなと思います。

未来永劫科学が追い付けないテーマかもしれませんが、ずっと追っかける

というのも、また夢があっていいかもしれませんね。