ayulaveの放言

思いついたことを見境なく書いてます

VHSビデオの哀愁

今はもうDVD・ブルーレイの時代です。

ただ自分が学生時代は「VHS」が主流でした。

ベータ版というVHSより小さい録画媒体もあったようですが、競争で

自然と姿を消しました。

1本あたりの記録容量は、画像が落ちる3倍速録画なら6時間でした

し、何度でも上書き録画は可能でした。

ただし劣化のスピードは、DVDやブルーレイに比べるとかなり早い

ですね。

比較的VHS時代が続いて(20年くらいかな?)随分、TV番組等
を録画貯めしたんですが、みな後からみると冒頭にノイズが入るなど

の劣化が見られます。

今はそういう古いVHSをDVDに移し直すビジネスもあり、個人で

でも出来るようです。

自分もそういうのが可能だと知って、急いで片っ端から移し直ししま

したね。

というのは、TVの録画番組とかわざわざDVD化されていないのも

多いので、その映像記録が消滅したらもう半永久的に見る機会がない

からです。

もちろん各テレビ局には記録はあるでしょうが、必要なければ一個人

に公開する理由もない。

映画やドラマもそうですね。

VHS映像化まではされているのに、DVD化はされていない作品と

いうのは存在します。

そういうのもコピーしましたね。もちろん家庭での個人観賞用として

です。

おかげで半年近くかかりましたけど、ダビングし終えて不要になった

VHSを大分処分することが出来ました。

 

あのVHSの形容って、ちょっとした重みがあるところがよかった

んですよ。

前にもブログで書きましたが、黄金分割比になっている形もかっこ

いいというか。

 

そしてVHSといえば忘れられないのが、ホラー映画との関わり。

大ヒットしたホラー映画「リング」では、VHSビデオテープが

重要なキーになっています。

そして、日本のホラー映画の流れを大きく変えた「ほんとにあっ

た呪いのビデオ」シリーズ。

幽霊が登場する場面だけに特化した映像シリーズの走りですが、

当初はVHSレンタルだったので、そういうタイトルになってい

て、今はDVD時代ですが、初心忘れるべからず?の気持ちなのか、

100巻を超えた今でもタイトルは変わっていません。

 

 もうVHSデッキは中古の家電販売店に行くとかしないとありま

せん。VHSは田舎の個人経営の小さな店に行くとか、ネットでも

たまに扱っているようですが、そういうところでしか購入できませ

ん。掘り出し物だと、とんでもない値がついていることもあります

けどね(笑)

 

今のDVD・ブルーレイしか知らない人からしたら、「テープの

巻き戻し」と言ったら、意味が分からなくて首をかしげる人もいる

でしょう。

それは音楽再生用カセットテープも同じですね。

再生デッキが古かったり逆にテープが古かったりして、デッキに

テープが巻き付いてぐしゃぐしゃになるとか、今となって懐かしい

思い出です。

将来、更に映像再生技術が進んだ時、「昔はDVDとかブルーデイ

とかあったんだよね」とか懐かしむ時代が来るんでしょうか。