先に行われた兵庫県知事選挙で、当初は圧倒的不利を言われていた
斎藤前知事が本命を追い上げて逆転当選しました。
知事失職前からあれだけ世間やマスコミから批判を浴びて、孤立無援・
四面楚歌だったのに、急に「誤解していた」という声が増え、知事と
してのこれまでの実績を評価されての当選となっていたようです。
同時に、選挙後今までのマスコミ報道の在り方などについて偏向的で
あったのではないかという批判も出ています。
自分は兵庫県民ではなく、また斎藤知事の実績も知ることなくそのまま
メディアを信じ、斎藤知事に対しては「これだけ批判されているのに
豪胆な人だなあ」という認識でした。
選挙後のネット記事のコメントなど見ますと、「大変な勘違いでした」
「斎藤知事すみませんでした」「頑張ってください」のコメントを多く
みました。
あくまで記事を読んだかぎりですが、「勘違いしていてすみません」と、
斎藤知事に直接誤った高齢者の人がいたらしいです。
この流れを見て、自分なりに不思議に思ったことがあるのですが、知事
が失職して再立候補するまで、この人たちはどこにいたんでしょうかね？
この時点で、「斎藤知事は悪くないんだ！」と声をあげてもよさそう
なんですが。
もちろん斎藤氏の知事時代の実績が高く評価されていて、それを評価して
投票した人もいたでしょう。それとＳＮＳで「斎藤氏は嵌められた」と
読んだ人が投票行動を起こしたのは間違いないと思いますが、実績評価
で投票した人とＳＮＳで影響を受けた人の割合いは分からないですね。
あと県職員へのパワハラ問題について、「今まで生湯に使っていたから
斎藤知事の改革についてこれず反発しているだけだ」みたいな意見も
みましたが、これも決めつけですね。
実態が分からないので事実なのかもしれませんが、事実でないかもしれ
ません。
でもＳＮＳでは匿名性もあるのか、そういう意見を発言する人も割と
いるようです。
「ＳＮＳでは事実関係の取捨選択ができる」なんてコメントを見ました
が、果たしてたいていの人がそれが出来ますかね。
決めつけてもいけないですが、高齢の人や未成年は難しいかもしれま
せん。
今のネット上での意見を見ると、斎藤知事の養護派や反養護派、既存の
メディア不信任派、ＳＮＳ警戒派など色んな意見が見られるので、よう
やくバランスが取れてきたのかと思います。
そういえばＳＮＳとはちょっと違う話ですが、アメリカ大統領選挙が
終わり時期大統領はトランプ氏に決定しています。
選挙まではハリス氏と接戦と言われていて、ふたを開けるとトランプ氏
が大勝でした。
ネット上のコメントでは、今までのメディアの予測調査がいかに信用
できないかの意見があふれていました。
ただ最近のトランプ氏に関連記事を見ると、また批判記事が多くなって
いるようです。
某メディアは選挙前はあれだけハリス氏を批判していたのに、今はトラ
ンプ批判です。
ふと思ったのですが、人物について書くとき、持ち上げより批判的な
ことを書く方が、人に受けがいいんですかね？
ＳＮＳの話に戻りますが、これからの選挙でも主流になっていくんです
かね。
唯一の救い？になるのか若い世代が使いやすいので、投票率の向上には
つながるかもしれません。
「ＳＮＳって使い方間違えると怖い」という認識が浸透していけば、
いいツールになるかもしれません。
選挙率の向上と合わせて、正しい使い方と情報の精査が自分で出来る
ようになればいいですね。
兵庫県知事選挙は、斎藤知事の復職という形になりましたので、この
結果で、知事・議会・県職員・県民で互いに歩み寄っていくしかない
でしょうね。
