ayulaveの放言

思いついたことを見境なく書いてます

真の保守とは

これも難しい話かもしれませんが、前に似た話を書いたことがありますが、

日本には、保守・中道・革新に分かれて政治団体があり、一番人数がいて

組織が大きい自由民主党が政権を担っています。

戦後、2回ほど政権から離れたことはありますが、基本的に戦後の日本の

中枢にいて政権を担ってきました。

自民党はベースは保守政党ですね。

自民党は大政党で党員も多いので、保守がベースといっても意外に幅広く

タカ派ハト派に色分けされますが、保守傾向が強い人をタカ派と呼ぶ

ようです。

自分の考えとしては、愛国心を持ち、天皇陛下も敬愛し、どうしても必要

なら他国からの防衛の戦う姿勢も必要だと思いますので、そういう意味

では保守ですね。

でも今述べたようなことは「保守の基本」みたいなことであって、最低限

必要ではないかと考えていることです。

ただ、自国を愛するあまり他国に蔑視の感情を持ったり、選民思想に走る

べきではないと思います。

どこの国の人であれ、だいたいは自国への愛国心はあるし、他国から攻撃

されたら国を守ろうとする姿勢はあるでしょう。

でも本来はどの国も専守防衛に徹するべきなんでしょうが、やっぱり無茶

をする国があるので、国連軍みたいな形で抑える必要はあるんでしょうね。

そのために尊い命を亡くしてしまうことは、すごく悲しいことです。

そういう亡くなられた方を英霊として祀ることは大事ですが、軽々しく

「お国のために死ね」とか言うべきものではない。

生きて家族の元に戻ることが一番大事だと思います。

自分の考えも偏見があるかもしれませんが、どうも保守系の人の中には、

戦争行為で死ぬことを必要以上に美化する人がいるようです。

自分も戦後生まれなので感覚的な話しか知りませんが、やはり戦時中は

「お国のために死ね」と死ぬことを美化する風潮が強かったようですね。

それで生き残った人を恥扱いする風潮もあったと聞きます。

ただ特攻隊とか、「まず助からない、死を覚悟しないと」のような任務

もあったので、それは相当の覚悟だったでしょう。

安易に後世の人間が語るべきでもないかもしれませんが、強い覚悟で

任務に臨んだ人もいたでしょうが、怖くてたまらなかった人もいたかと

思います。

そういう当時の人々の思いを「彼らは華々しく美しく散っていった」と

誇りだけで語るのはどうかと思いますし、そういうのは本来の保守では

ないと自分は考えます。

偉そうな物言いになりますが「他人の心や痛みを理解する保守」になり

たいですね。

そして他国を上から目線で見ない保守でもありたいと思います。