ayulaveの放言

思いついたことを見境なく書いてます

ヤクザの伝統と文化

前にちょっと触れましたが、ヤクザという人というか、その生き方や

伝統には興味がありました。

自分自身は只の平凡社会人で、そういうヤクザ経験はおろか、青少年

時代にグレて不良だったこともありません。

ただなぜか、怖いもの見たさかヤクザ文化に憧れる面が昔からありま

した。

正確には杯などの儀式や組織の在り方などですね。

ここから以下は、自分が知っている限りの実態などです。

すでに実態に合っていない部分もあるかもしれませんが、一般知識

的に書きます。

 

ヤクザは大きく3種類に分かれます。

博徒系・テキ屋系・愚連隊系です。

博徒系というのは、バクチ場を開いて客を呼び、その上がりで生活

する集団です。

組織に入ってからの修行は厳しく、何年も部屋住み修行などをして

掃除・洗濯・料理などの一般教養の他、厳しく礼儀作法などについて

教え込まれます。

こういう部屋住みは、博徒系の組織で聞きますが、テキ屋系や愚連隊

系でもあるのかは正直知りません。

最も朝早くから起きて、掃除洗濯料理などを毎日丁寧にこなす生活を

数年続けるだけでも、大変身の糧になりますね。

持続力や根性も鍛えられます。

礼儀作法の躾も厳しくて、ヤクザ社会独特ではありますが、キビキビ

して他人に気を遣える人物になれます。

まあそんな修行も得て、一人前になっていくわけですが、そういう人

には会ってみたいな、とちょっとは思います。

でもだいたいがオラオラ系が多いかと思います。

そういう人に脅されたり、接触するのは正直いやなんですけど、でも

盃事や親子関係とか古くからのシキタリには興味があります。

昔は普通の書店やコンビニでも、ヤクザ専門誌とか売っていました。

それに色んな組織の代紋継承式(親分の交代による継承式)や、親分

子分の盃儀式などが掲載されていました。

こういう儀式の会場の設定や段取り進行など、その役を担う人は大変な

労苦があるわけです。

今は暴力団をなくせ運動が盛んで、自分も市民に迷惑をかける暴力団

困るのでやめてほしいと思いますが、こういう古来からの独特な文化

はなくなるのは勿体ない気がします。

 

昔は各地域でその地域の親分がいて、こじんまりとした組織が多かった

ようです。

その頃なら、警察と対峙するようなことも少なかったと思うんですけど

どうなんでしょうかね。

純粋に犯罪と関係のない、「伝統と文化を守る親睦団体」として残って

ほしいですね。